ちいさいひと５巻｜里親が本当の親になるまで
ちいさいひと
青葉児童相談所物語
単行本：５巻
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配信サイト：まんが王国
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(５巻あらすじ)
離婚した両親の間をたらい回しにされていた少年・佑都。
彼は健太らによって一時保護されることになった。
両親から拒絶だけでなく、身体的虐待も受けていた佑都は新しい生活の場を探すことに。
しかし、重度の愛着障害を抱えている彼は誰彼かまわず愛嬌を振りまく割に欲求を我慢することができず、刺激に過敏であるなど問題が多かった
だからこそ、一身に愛情を受けれる里親を勧める健太と危険だと考える児童心理司・宮脇の意見は対立していた
後日の会議で佑都の里親委託が決定し、三組の家族が候補に上がる。
だが宮脇の予想通り二組の家族とは上手くいかず、残された向田夫妻に全てを託すことになる。
佑都の過激な行動にも臆することなく受け入れてくれた向田夫妻。
佑都も彼らを気に入り、外泊が決定した。
しかし、向田家から帰った佑都の様子がおかしいことに気がついた健太は里親委託の延期を提案する。
が、佑都と向田夫妻の里親委託は順調と判断され遂に完全に委託される
委託初日の夜、青葉児童相談所に電話が入り、侑斗が暴れて怪我をしたとの連絡があった。
慌てて駆けつけると夕飯のメニューで怒った佑都はガラスに突っ込み怪我をし、この家は嫌だと呟く。
事態を重くみた健太は佑都連れ帰る提案をするが、先輩の大場はそのままにするよう指示を出し…？
ちいさいひと５巻｜登場人物紹介
相川 健太
自身の虐待の経験から、虐待された子供こそ里親の元で家庭の愛情を受けるべきだと主張する。
外泊から帰った佑都の態度から、里親先の父親と何かあったのではと心配する。
宮脇 真司
青葉児童相談所の児童心理司。
常に客観的にこどもを観察し、厳しいながらも的確な意見を出す理論派。
職員との交流は殆どなく、ご飯を食べるのを見た人がいない程。
大場 聡子
健太の先輩でベテランの児童福祉司。
見た目に相応しく、大らかな性格で皆のお母さん的存在。
豊富な経験から佑都と太田夫妻のピンチを見守るよう指示を出す。
里親に児童を送り出すことの難しさ
児童相談所に保護される児童の内、里親に委託される児童はほんの一部だそうです。
理由は様々ですが、虐待を受けた子供は心理的に扱いづらかったり、そもそも実の子供でないことから育てるのが難しくなってしまったり…
やはり、子供相手とはいえ他人と暮らし、家族になるという事は難しそうです。
必ずでてくる問題、それを向田夫妻と佑都は乗り越える事が出来るのか！？
また、自身も里親に育てられた経験をもつ主人公が思う事とは…？
まだまだ半人前の主人公ですが、今回も全力で子供の幸せを考える姿は応援したくなります。
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