ちいさいひと４巻｜子供に期待しすぎる親…それは愛情なのか…？
＞＞【スマホ漫画】ちいさいひと青葉児童相談所物語｜試し読みはコチラ
配信サイト：まんが王国
＊「ちいさいひと」で検索してください
子供に過度に期待し、応えられなければバツを与える親。
これは本当に愛情なのでしょうか？
今回、登場する少年・蓮は学校ではムードメーカーとして友達も多い普通の男の子。
しかし、健太は夏にもかかわらず長袖を着ている彼に違和感を感じました。
その予感は的中し、彼は親に身体的にも精神的にも虐待を受けていたのです。
父親の課したノルマの勉強を終わらないと寝ることも許されない。
言うことを聞かなければ叩かれ、体は全身ズタボロに…。
しかし、父親の言動を見ていると子供のためというより、世間体の為や自分の為にやらせているように見えます。
また、母親も関心があるのはママ友との付き合いで子供には無関心。
愛情を感じることなく育ってしまった蓮は保護されてからもトラブルを起こし、周囲を試すような行動に出ていくのでした。
環境が変わればもう大丈夫というわけではなく、長い間置かれていた状況は取り返しのつかない心の傷を与えてしまうのです。
虐待とはどこまでも恐ろしく、決して犯してはならないと思い知らされます。
また、そんな蓮と上手く関わることが出来ない健太。
過去の自分と彼を重ね、つい苛立ってしまいました。
しかし、子供は「ちいさいひと」であり大人以上に話を聞き、周りを観察している。
だから一人の人として心で向き合うことが大切、という言葉でハッとします。
確かに、子供だからよく分かってないだろうというのは大人の奢り。
大人だけでなく子供たちとも正面から真摯に向き合うことって当たり前なんですね。
健太だけでなく、読み手もハッと気づかされる４巻でした。
＞＞【スマホ漫画】ちいさいひと青葉児童相談所物語｜試し読みはコチラ
配信サイト：まんが王国
＊「ちいさいひと」で検索してください